命にかかわる「頭痛」について(硬膜外血腫・硬膜下血腫)
バイクや自転車で転んだり、スポーツで地面に打ったり車で激しく交通事故で衝突して「頭を打つ」のは、大変危険です。
ほどんどが、意識がなければ、救急車を呼びますが中には、頭痛が時間を経過して、出る場合があります。
時間が経つほど、症状は進行するので、たとえ頭痛がなくても、頭を打っていれば必ず「脳神経外科」の診察を受けて下さい。
【頭蓋骨の中は3っの層がある】脳の表面は、3っの膜(硬膜・クモ膜・軟膜)で包まれている。頭蓋骨がいちばん外側にある。役割は、ヘルメットです。
①硬膜外出血(頭蓋骨と硬膜の間に出血を起こすもの)
出血を起こす時期によって3種類ある。
- 急性(すぐに)
- 亜急性(数日後)
- 慢性(数週間)
☆急性硬膜外出血☆
「大半がすぐに出血を起こす急性」
頭蓋骨骨折を伴う外傷(ケガ)で起こる。
原因
折れた頭蓋骨の骨が、硬膜の動脈を傷つけて、起こることが多い。例えば、鈍器などで殴られたような外傷。
特徴
頭を打った直後は、意識はしっかりしている。手足も動く、しゃべられる。自分で歩いて、病院へ行こうとする位。
でも、ある一定の時間が過ぎると、突然強い頭痛、手足が動かない、上手くしゃべられないなどの麻痺や意識障害が起こる。
手術が間に合わなければ、命を落とす場合がある。しかし、手術が間に合えば、後遺症なく回復することが多い。
「その為、頭を打ったら、すぐに病院へ行くこと」
②硬膜下血腫(硬膜の内側が出血)
☆急性硬膜下血腫☆
頭を揺さぶられるような外傷に多い。代表例:ボクシングのアッパーカットのノックダウン(下方よりあごにパンチを受ける)
脳は、頭蓋骨内で硬膜から伸びた橋静脈にぶら下がった感じで、髄液に浮かんでいます。イメージとしては、パック売りされている「豆腐」と思って下さい。
脳は豆腐で、髄液はパックに入っている水、蓋が橋静脈です。
アッパーカットで、頭に衝撃を受けると、脳はどうなるの?
頭は後ろに回転するが、液体に浮かんでいる脳の動きは、慣性が働き遅れます。その為、橋静脈は、引き伸ばされ切れてしまいます。
ボクシングでノックアウトされたボクサーの脚が「ふらふら」しているのは液体に浮いている脳が揺れて、脚へ指令が出せないからです。
スノーボードで急性硬膜下血腫が多い
最近では、スノーボードで急性硬膜下血腫が増えています。
(理由):スノーボードは両足を固定されています。受け身が取りづらく、脳へ回転性の外力が働く為。
「スキーは、どうなのか?」
スキーの場合、転倒で直接、頭を打つので「急性硬膜外血腫」が多いです。
頭を打った直後、意識障害などの症状が出る事も多いが、時間が経過してから意識が無くなることもある。
手術が無効なことも多く、致死率が高いです。だから、必ずヘルメットを着用してください。
検査して脳に異常がなければ
安心して接骨院で施術が受けられます。脳に異常のない頭痛の原因は筋肉の緊張です。
接骨院では、手で触れて施術します。電気を患部にかける。または、首をけん引するだけでは改善状況が把握しにくいです。
(早期回復への近道)
「病院で定期検査を受ける」「接骨院では施術を受ける」
西武新宿線【上井草駅】北口より徒歩10分くらい
⚠️下井草駅ではありません
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